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らくだの涙

らくだの涙
★★★★★
2003/ドイツ(モンゴル)
監督・/ビャンバスレン・ダバー&ルイジ・ファロルニ

馬頭琴の音色は、人の声に近いということを改めて感じました。ものすごく優しい映画です。人が人に対して優しいだけでなく、動物に対しても優しくて思わず涙が出ます。親の子への優しさ、おじいちゃんの孫への優しさ、お兄ちゃんの弟への優しさ、弟の羊の赤ちゃんへの優しさ。全部が連鎖していて、厳しい自然の中の優しい世界を作り上げています。そして、そんな優しさたちが、誰かのシナリオでないからこそ、心に響くのかもしれません。無理に撮った映画じゃないところがすごくいいです。

動物の心を癒すために、誠実に歌いかけるというのは、ありえない光景でいて、すごく綺麗でした。言うことを聞かない動物に対して、誰も怒らない。癒そうとする。すごいです。映画全体を通して誰も怒りを表現していないところも、いいところです。全てを受け止める器のでっかさに感動します。

らくだは、地平線を見つめているらしいです。そのらくだの視線がすごく透明に使われていました。テレビを初めて見た弟の視線がそれに似ていてちょっと面白かったです。

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受信: 2006/03/01 14:46

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