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サムサッカー

Thum
★★★★☆
2005/アメリカ

主人公の悩みは17歳になっても親指をしゃぶる癖が直らないこと。両親に責められるし、自分でもいやだけど、やめられない。誰かに危害を加えるわけでもないし、どうってこと内規もしますが、本人にとっては一大事。そこから、自己否定感を強めていく感覚にとても共感できました。すべてに自信が持てなく、すべてが気に入らない。そんな思春期には覚えがあります。

で、主人公はそこを何とか解決しようとがんばるんですが、その中の1つに投薬治療がありました。精神的な苦しさを薬で治してしまうことは、すごく簡単でハッピーに見えました。主人公も乗り気で、自分が強くなっていく容認感じます。だからこそ、怖かったです。薬で作られた幸福感って、本当の幸福感でしょうか?

本当の幸福感、が何かはわかりません。体内の化学反応としては薬でハッピーになろうが、脳内物質でハッピーになろうが一緒かもしれませんし、もちろん、本当に苦しんでいる人たちにとっては、自分でコントロールできない部分を薬に助けてもらうのは「良い」ことなのかもしれません。でも、人間から苦しみをのぞいてしまったら、後には何が残るんでしょうか。私にとって、苦しみのない人生は無味乾燥なだけな気がします。

この映画は、ものすごく簡単に薬に頼ってしまう社会を批判的に描いていたので、その視点にも共感できました。いろいろと考えさせる映画です。

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