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歩く、人

歩く、人(DVD) ◆20%OFF!
★★★★☆
2001
緒形拳
香川照之
大塚寧々
林泰文

なんだか、北海道に住んでいたときのことを思い出す映画でした。増毛はその頃好きだった人と一緒にドライブに行った場所。鮭もその人との思い出の魚(?)です。今も吹っ切れてないところがあるので、なんだかブルーになりながら観ました。内容も重たかったのでちょうど良かったかも。

演技やカメラワークは自然体を心がけていたのかもしれませんが、逆にそれが不自然なところもあった気がします。それでも、その無理な自然な感じとか、人と人が一緒にいるのに無口な感じが居心地の良い映画でした。

緒形拳さんがひたすら歩くシーンが、とても良いです。北海道の雪道が懐かしい。交差点の向う側がみえなくなるくらいの雪の山が懐かしい。ちゃんと防寒してると、冬の北海道も別に寒くはありません。守られていることを感じられて逆に暖かい。気もしたり。

香川照之がイヤな感じですごいなぁと思いました。『ゆれる』と同じ兄役ですけど、役割は逆で自由奔放な兄。でも、苦しんでるのが伝わってきました。自由って重たいな、などと思ったり。だからといって、弟が幸せそうなわけでもない。お父さんだって、幸せそうじゃない。家族って、実は幸せなもんじゃないのかもしれません。少なくとも、幸せだって事は家族を成立させる条件ではない。どうしてもうまくいかない人間関係のある家族も、家族として成り立っていて、かすかな幸せの可能性を含んでいる。そんな気がしました。

誰にも共感できないことで、全員に共感できた気がします。

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