虹の女神

Niji
★★★★☆
2006
市川隼人
上野樹里

友達と見たのに、ボロ泣きしてしまって恥ずかしかったです。自分の気持ちに気付いてもらえないのって切ないですね。報われないのにあきらめられない切なさ満載で、身に覚えのある人には苦しい映画だと思います。映像も切なさを倍増させる感じで、レトロではかなくて、きれいです。

切ない中にも笑える場所もいくつかありました。特に、へたくそな演技をしている演技、をしている役者さんたちがおもしろかったです。市川隼人の鈍感で不器用な感じはすごいですね。上野樹里もいろんな感情をため込んで苦しんでいる女の子をうまく演じていました。どうしてもいえない事って、言えないもんですよね。

人生って、うまくいかない、でもやっぱりいろいろ望んでしまう。人生の矛盾や不合理を突きつけられる映画なのに、じんわりしてしまうのは何故でしょう。

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NANA

NANA -ナナ- スタンダード・エディション
★☆☆☆
2005
監督/大谷健太郎
原作/矢沢あい
中島美嘉
宮崎あおい
松田龍平
成宮寛貴
玉山鉄二
松山ケンイチ
平岡祐太

なんだか、登場人物が全部臭くてかっこ悪く見えました。たぶん、漫画に思い入れがありすぎるからです。一生懸命漫画を再現しようとしてるだけに、再現できていない部分がお粗末で、無理やりで、がっかりしました。

矢沢あいの描く人物は、みんなありえないくらい細いので、それを実写でやるとみんな太く見えてしまいます。でも、たぶん、実際に細い人を使ったらそれはそれでイメージと違う気もします。

ストーリーを省かないと映画化できないし、読者のそれぞれのイメージを壊すし、映画化しないほうが良かったんじゃないでしょうか。

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ニワトリはハダシだ

ニワトリはハダシだ
★★★★☆
2003
監督/森崎東
倍賞美津子
肘井美佳
浜上竜也
加瀬亮
石橋蓮司
原田芳雄
岸部一徳
柄本明

人間誰しも悩みや問題を抱えて生きています。そして、自分が抱えている問題が一番大きい気がしてしまうものなんだな~と思いました。それが、自分だけの問題であれ、家族のものであれ、国のものであれ、地球規模のものであれ、その実際の大きさと、当事者の抱える悩みの深刻さは関係ないわけです。

映画中、登場人物たちが、いろんなレベルの各自の問題をうまく処理しようと奔走する中で、主人公サムが一番取り乱したのは、合鴨の赤ちゃんが1匹足りなかったときでした。彼にとっては、それが一番大きな問題でした。

視野を広く持って、自分の抱える問題なんて、他人にとっては、どうでもいい事なんだと気づけると、人生ラクになるかもしれません。

タイトルの『ニワトリはハダシだ』というのは、DVDを借りるときには、ぱっと目に付くタイトルだな、と思って借りたわけだったんですが、映画の中身を観てこのタイトルを更に気に入りました。

「なんだかんだ人間が悩んでたって、ニワトリはハダシだし、でも、誰もそんなこと気にしてない。ニワトリ本人でさえ気にしてないじゃないか!」映画の中では、特に障害者、在日朝鮮人の立場に焦点が当てられているので、更にぐっと来ます。「ニワトリはハダシ」なんですよ。

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ねじ式

ねじ式
★★★☆☆
1998
原作/つげ義春
監督/石井輝男
浅野忠信
藤谷美紀
金山一彦
丹波哲郎
清川虹子

イマイチわかんなかったです。グロテスクな表現も、作品の雰囲気を作るのには役に立っているけど、意味がよくわかんない。まあ、意味のないところがいいのかもしれません。

ストーリーもほとんどなくて、映像と雰囲気を見せることが目的の映画なのかもしれません。

浅野忠信が若くて、ものすごくかっこよかったです。ひげは少し生えてるんですが、まだ薄くて、なんかさわやかでした。暗く一人で思い悩む役なんですが、浅野忠信が演じていることで、好感が持てる役になっています。最近の浅野忠信は、結構ふてぶてしい役が多い気がするんですが、まだそんな感じがしません。しゃべりの癖もあまり固まってなくて、自然な感じがしました。

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ナルニア国物語-ライオンと白い魔女-

Narnia
★★★★☆
2006

思っていたよりものすごくよかったです。子供向けの勧善懲悪ものです。全て善に都合よい設定になっているので、そこさえ割り切って観れば、結構パーフェクトなエンターテインメントになっていると思います。

末っ子の女の子がかわいくて、胸キュンものでした。

白い魔女側が完全に悪、ライオン側が完全に善なんですが、この軍隊を映像化がとっても面白かったです。ライオン軍には半分人間で半分獣という生き物が多く、純粋な獣でも、ライオンや豹なんかの、草原に生きるような生物がほとんどでした。一方、白い魔女軍は全体的にドロドロしていて、人が混じっている生物はいないし、獣たちも沼地に生きているようなのばかりでした。

やっぱり、私たちの中には善と悪というイメージがあって、動物もそのイメージに従って二分できるんですね。そして、人間は善なわけです。でも、白い魔女は完全に人型なので、何故彼女がそちら側にいるのかが私にはなぞでした。もしかしたら、完全な悪もまた人間だというイメージがあるのかもしれませんね。

個人的には、白い魔女の心の中が一番気になりました。彼女は何がしたかったんでしょうか?

この物語を白い魔女側から描くのも面白そうだと思います。

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2番目の彼女

2banme
★☆☆☆☆
2004
監督/大森美香
北村有起哉
前田綾花

映像もストーリーも面白みなし。最低の映画でした。途中で入ってるダンスシーンも意味わかんないし、陳腐でダサくて安っぽくてかっこ悪い。あ、それを狙ってるんでしょうか?でも「ダサくてかっこいい」のと「単にダサい」のは違います。この映画は相当ダサい。かっこよくウインクできない人はウインクしないでほしいです。

私自身、いま「2番目の彼女」なんですが、「彼女」というより「セフレ」といった方が正しいと思います。2番目の彼女なんて作るやつには絶対惚れないし。映画中の2番目の彼女も男には惚れてないです。単なるかき混ぜ役?結局男が弱くて優柔不断で振り回されただけの映画です。本気と浮気、使いわけてるのは最低のやつです。両方本気ならもっと最低ですが、それはしょうがないです。

2番目の彼女が求めてるものは、はっきり分かりました。ラクチンでドライな関係。私が求めてるのが、同じ関係だからですね。でも、彼女がいるのにそれを受け入れちゃう男の気持ちはさっぱり分かりません。リスクを背負うだけなのに。結局、男がほしいのはセックスだけなんでしょうか?

そんな中でよかったのは次の会話。

男:そんな都合のいいことできないよ。
女:都合よくて何か不都合あります?

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