ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~

Viyon3
★★★★☆
2009/日本
松たか子
浅野忠信
広末涼子
妻夫木聡
室井滋

大人になれない夫婦の話でした。自分自身へのいらだちや焦り、思い通りにいかない歯がゆさ、情けなさ。全ての人間は色々なものを抱えながら生きているのだとと思いますが、それをうまく受け止められず、「自分だけが不幸せである」と思い込んでしまうのが、思春期の子ども。主人公の大谷は言わば「永遠の思春期」なのだと思います。だからこそ、作家として大成しているんでしょう。思春期の子どもなんて、自意識が強いだけの一生ノナカで最も恥ずかしいシーズンです。ずっとそんな精神状態から抜け出せずにいたら、確かに生きていくのがイヤになるでしょうね。

そんな大谷を支え続ける妻。完全にお母さんですね。大谷を甘やかしすぎですが、2人で完結していて、受け入れ合っているという意味では、互いに寄りかかっているのだと思います。大谷を甘やかすことで妻も満たされている。辛い状況に甘んじている悲劇のヒロイン役に浸っている。

Viyou_2

そう見ると、一番かわいそうなのはこの夫婦に巻き込まれる周りの人たちです。周囲には迷惑をかけない、という最低限を守れていないという意味で、やっぱりダメ夫婦ですね。

でも、ちょっと羨ましい。2人が互いを愛していて、心の底では許し合っているからかもしれません。

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鈍獣

Donju
★★☆☆☆
2008/日本
原作・脚本/宮藤官九郎
浅野忠信
真木よう子
ユースケ・サンタマリア

浅野忠信が、殺されても殺されても「死なない」。この設定は、『survive style 5』の真逆で面白かったです。でも、「死んでない」のか「生き返る」のかは微妙なところだと思います。この感じだと、「元々生きていない=幽霊」という解釈も成り立つのかも。

浅野忠信がずっと笑顔で、みんなから殺されそうになっていることにも気付かないくらい鈍感なのに、まるで全てをわかっていて悲しんでいる様に見える。この演技だけはすごい、と思いました。

出演者全員の演技臭さや、わざとらしさ、そもそも脚本や台詞の不自然さが宮藤官九郎ものの特徴な気がしますが、私は苦手です。

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PARTY 7


★★☆☆☆
2000
監督/石井克人
永瀬正敏
浅野忠信
原田芳雄

気にはなっていたんですが、観る機会がなかった映画です。友人に勧められたのをきっかけにレンタルしてみました。ものすごくおもしろい訳じゃないけど、まぁまぁかな、という感じです。

『鮫肌男と桃尻女』の方が、完成度が高かった気がします。時間的に短い割に、キャラの濃い人がいっぱい出てくるので、ちょっと食傷気味。我修院達也とかは、別にいらないキャラだった気がしてしまいます。詰め込みすぎ?あと、アニメもかっこいいけどそんなにいらないかな。 いらない部分が多すぎです。

浅野忠信は、ひげがなかったけど意外にかっこよかったです。今の小汚い感じも好きですが、さっぱりした感じがします。原田芳雄との掛け合いがそれなりにおもしろかったし、ホテルののぞき部屋という設定もおもしろかったので、この部分は楽しめました。

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フライドドラゴンフィッシュ

Fried
★★☆☆☆
1993
監督/岩井俊二
浅野忠信

浅野が若い!ひげがない!でもかっこいい!

ショートフィルムで、かつ古臭さ、演技臭さ満天ですがそれほど悪くはないです。それほどよくもないですが。

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花よりもなほ

Hanayorimo
★★★★★
2006
監督/是枝博一
岡田准一
宮沢りえ
古田新太
浅野忠信
加瀬亮
原田芳雄

時代劇っぽくない音楽が意外と合っていて、監督すごいな~と思いました。人間のずるさや、弱さそして、強さを描く繊細なところがかっこいいです。みんな適当にずるく生きてるのに、ホントのところで優しい。そして強い。本当に強い人しか、他人を思いやることは出来ません。

「ウンチが餅になる」ことがテーマなのも突拍子がなくて、それでいていろんな意味が入っています。こんなに単純な言葉なのに、実は深い。観てよかったです。

岡田准一も浅野忠信もかっこよかったし!!私が好きな日本人俳優5本の指が2人も出ていて幸せでした。

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風花

風花 kaza-hana
★★☆☆☆
2001
監督/相米慎二
浅野忠信
小泉今日子
麻生久美子
柄本明
椎名桔平

浅野忠信はヒゲがあるほうがかっこいい、と改めて思ってしまいました。そして、小泉今日子って、いい演技するな~、と。

浅野忠信は思っていたより嫌な役じゃありませんでした。というより、私にとっては、ものすごく普通のいい人でした。たぶん、自分に求められてることに対して本当に精一杯生きてると、ああなっちゃうんでしょう。優しい人ほど、そうなっちゃうんでしょう。単純に不器用なんだと思います。

逆に小泉今日子の生き方は、自分勝手で嫌でした。もしかしたら、私はこっちタイプの人間かもしれません。だから、嫌なのかも。

お酒が飲めないという浅野忠信の演じる酔っ払いの演技は説得力があって面白いです。

そんなに良い映画ってわけじゃないですが、ほどほどに良い映画というところでした。

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水の女

Mizu
★★★★★
2002
監督/杉森秀則
UA
浅野忠信
YUKI

びっくりするぐらいキレイな映画でした。

音のon/offがはっきりしていて、無音の時間がある分、音がくっきりと耳に残ります。メリハリがあるという感じ。特に、バックに流れる水の音、火の音へのこだわりは相当のものじゃないかという気がしました。単なるBGMに終わらずに、効果音自体が完成されています。薪のはじける音をきいて、思わず部屋で1人、蝋燭をつけながら見てしまいました。

弦楽器の張り詰めた音や、UAの低いハスキーな声など、本当に音に特化した映画だと思います。映画中、銭湯シーンで流れていた浪曲のような銭湯の歌がものすごく渋くて、かっこよかったです。

不動明王についてUAが語るところで、「お不動さんは、怖そうに見えるけど、人間を脅かしてるんじゃない、火に包まれて、人間の心の中の悪魔を脅かしてるんだ」というようなことを言っていました。私も火を見るとほっとするタイプの人間なので、この考え方が、心にストンとはまりました。

心の中には皆いろんなものを抱えていて、それをうまく包んで生きていくしかないんですね。泣ける映画ではなかったけど、じんわりとしみていく映画でした。

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ねじ式

ねじ式
★★★☆☆
1998
原作/つげ義春
監督/石井輝男
浅野忠信
藤谷美紀
金山一彦
丹波哲郎
清川虹子

イマイチわかんなかったです。グロテスクな表現も、作品の雰囲気を作るのには役に立っているけど、意味がよくわかんない。まあ、意味のないところがいいのかもしれません。

ストーリーもほとんどなくて、映像と雰囲気を見せることが目的の映画なのかもしれません。

浅野忠信が若くて、ものすごくかっこよかったです。ひげは少し生えてるんですが、まだ薄くて、なんかさわやかでした。暗く一人で思い悩む役なんですが、浅野忠信が演じていることで、好感が持てる役になっています。最近の浅野忠信は、結構ふてぶてしい役が多い気がするんですが、まだそんな感じがしません。しゃべりの癖もあまり固まってなくて、自然な感じがしました。

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アイデン&ティティ

アイデン & ティティ
★★★☆☆
2003
監督/ 田口トモロヲ
原作/みうらじゅん
脚本/宮藤官九郎
峯田和伸
麻生久美子
中村獅童
岸部四郎
浅野忠信

「自分って何だ?」っていうのは、人間なら誰でも抱える悩みです。一方で、これはみんなが段々考えなくなってしまうものでもあります。こういう映画はそれをちょっと思い出させてくれるから面白いです。ホントはこんな悩みを忘れられる人が上手に社会で生きていけて、いつまでも抱えている人はうまく生きていけないんだろうな~と思います。こういう悩みをいつまでも抱えている人は、その悩みゆえに成功するか、底辺で生きるかどちらかになってしまうと思います。

ハーモニカでしゃべるという設定は面白かったです。台詞は字幕で出てきて、その台詞に合ったメロディを奏でているのが素敵でした。またその台詞の一つ一つがかっこよくて、一々はっとさせられました。

麻生久美子演じる恋人が、主人公、中島を「キミ」と呼ぶのがしっくりこなくて、ちょっと笑ってしまいました。ものすごくしっかりした恋人で、かわいいし、自立してるし、浮気しても許してくれるし完璧です。そして、そんな彼女のことが一番よくわかんなかったです。

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地球で最後の2人

地球で最後のふたり プレミアム・エディション
★☆☆☆☆
2003/タイ
監督/ペンエーグ・ラッタナルアーン
浅野忠信

よく分からない映画でした。浅野忠信もヒゲがない分、魅力半減。寂しかったです。そもそも、2人は地球で最後の人間じゃないし、なんでこんなタイトルなんでしょうか?中途半端にやくざが絡んでくるのも私にとってはマイナスでした。暴力を絡める意味が分かりません。

浅野忠信演じる「きれい好きな日本人も」、本をサイズで並べちゃってるあたりが本当の「本好き」じゃない感じがしましたし。うーん。

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